she is vocaloid.

昨日にひきつづきて、ようつべからボカロ系楽曲を貼ってみます。
ニコ動からが本筋でしょうが、ニコだと観れない方いるとおもうのでyoutubeです。

アングラと認識されていたボカロ系も、現代の高校生の間では「聴いてたら
かっこいい(イケてる)音楽」になりつつあるのだとか。



昨今では、中高生の音楽を聴く手段となってきた動画サイトで圧倒的な再生回数を誇るこのジャンルです。
なんかいろいろ考えてしまいました。


この2010年付近あまりにこれまでとのギャップが明確になってきたので、最近若い子たちは
「CDを買わない」とか「きちんと音楽を聴かない」と問題視したり、「なんか、音楽に恵まれてないし、
かわいそうだなどうしましょう」と己の青春時代を思い浮かべてはネガティブに思ってしまうふしがあります
けど、実際のところ現状困っているのは経済に関する所を危惧する大人だけかもしれませんよね。


お金をかけなくても簡単に音楽を聴く手段があって、ネットで世界中の音楽とも出会えるし、
音楽をもっと身近に楽しめるようになったのかもしれない。
(この辺は、充分な回答数のアンケート調査をしない限りなにも断言できないけれど、参考までですが
レコ協の2009年度の調査資料下記からDLできます。やっぱP15,P25でしょうか。)

http://www.riaj.or.jp/release/2010/pr100225.html


ただ、音楽じたいがお金と結びつきの無いものになって、音の品質が後退していったり、
機材や環境の制限で音楽の表現が狭められたり、アーティストが表に出てこれなくなったり、
今ある素晴らしい(わたしたちの世代まで聴きつがれてきた)アーティストの活動が願わずも絶えて
そういう音楽を聴けなくなったり、そも行く末を想像するとやっぱり「恵まれてない。かわいそう。」
にいきついてしまう。
音楽事業に関わらず、TVやラジオ、書籍もこの先が案じられる状況だし、今後人と音楽との関わりがどういう形
になっていくのかを考えると自分の頭では想像しがたいです。「音楽と人」の原点でしょうか。


しかしながら、この1年の間、このボカロ系音楽に心を奪われているリスナーたちの楽曲やクリエイティブに対する関心の根深さを知りました。

もちろん「何でもいい」わけでなくて、曲・歌詞・ビジュアルによる世界観が何かに達してこそ再生回数が爆発
的に伸びるし、さらにそこから次々派生したアレンジ(音や画)を更に楽しんだり、歌ってみたり、みんなで
好んだ曲を更に神的なものへと昇華させていくパワーがある。
そのパワーは、D.I.Y精神のようだけど、コミケの大盛況ぶりからも分かるように時にマネーをも惜しまないものです。


もし、前述したビジネスに結びつきにくい音楽が時代に従って後退していくとしても、逆に動画サイトの世界
と地上を自由に行き来出来る音楽はこのまましばらくは成長していくかもしれない。(ボカロは一つの例です)
なにしろ、2010年に入って「東方系」や「VOCALOID系」って同人音楽が音楽市場で一般的なジャンルとして確立されてきたことは大きな変化です。


もともと同人系といわれるものは1990年以降ずっとアングラと言われながらもPCの普及など時代とともに成長して
きた文化ですが、最大のメディアパートーナーとなった動画サイトの発展によって一気に拡大されたように思います。

だからその先は、動画サイトの進化や存続についてを考えていくことになると思うけど、そこはわたしのぼやきでは手に終えない領域なので放棄ぷれい。


いつでも時代と共に音楽が変化してきたとしたら、これからの日本の日常にもこういう音が浸透していくのでしょうか? こういう音と成長していく子供たちもいるの? 詞も音楽も、つくるのは人間だからそこの温もりに寄り添えるのかな?  うーーむ。


上であげた調査資料によると「今後コンサートやライブ等生演奏の利用を増やしたい」と考えている人は多い印象があったけど、ボカロ系は特にこの辺の楽しみ方がどうなって行くのかも興味ぶかし。

と、思うところですけど既にそこは去年zeppでこんな展開に。笑

ミクFES'09(夏) @zepp Tokyo

http://blog.piapro.jp/2009/09/fes09.html


生バンドと融合。をー、すげいなテクノロジー
物販ものすごく売れたとのことです。
お年玉も使うのかしら、、、


このブログも迷宮入りだわ。


月曜のスタートを目前にして夜中まで延々考えて鼻血だして(粘膜の問題ですけど)ワロス。笑